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164-参-北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会-3号 2006年06月02日
○末松信介君
それでは、派遣委員の報告をさせていただきます。
本委員会の広野委員長、景山理事、小川理事、山根理事、岡田委員、北川委員、関口委員、藤井委員、森委員、柳澤委員、風間委員、緒方委員及び私、末松の十三名は、本年二月二十二日及び二十三日の二日間、北朝鮮による拉致問題等に関する実情調査のため、石川県及び福井県に派遣されました。以下、概略を報告いたしますが、調査の概要につきましては、本日、委員の皆様に報告書を配付させていただいております。
第一日目の石川県におきましては、まず、谷本石川県知事と懇談した後、久米裕さんの拉致事案である宇出津事件や寺越昭二さんら三名の寺越事案などの概要について、石川県警察本部の山岡参事官兼公安課長、救う会石川の大口事務局長及び寺越昭二さんの御家族、特定失踪者問題調査会の杉野常務理事より説明を伺いました。
石川県は海岸線が五百八十キロメートルと長く、不審船も横行し、北朝鮮の軍服を着装した死体が海岸に流れ着くなど、地元住民は不安を抱いているとのことでありました。
寺越事案につきましては、御家族である寺越昭男さん及び内田美津夫さんより拉致の認定が要望されました。
杉野常務理事からは、石川県においては、拉致の疑いがある失踪者が名前を非公開にしている者も含め九名いること、政府の拉致被害者の認定のハードルが依然として高いことなどの発言がなされました。
第二日目の福井県におきましては、まず、西川福井県知事と懇談した後、福井県の品谷総合政策部長より拉致問題の経緯と地村さん御家族に対する支援状況について、福井県警察本部の嶋田参事官より拉致事案の概要と特定失踪者の捜査状況について、小浜市の網本副市長さんより地村さん御家族に対する支援状況などについて、説明を伺いました。
福井県では、平成二年に美浜町松原海岸に北朝鮮の特殊工作船が漂着するなど、平成に入ってからも北朝鮮工作員が我が国に侵入、脱出を図っているとのことでありました。
地村さん御家族につきましては、地村さん御夫妻が県庁を訪問された際に長女恵未さんの日本語による手紙を持参され、皆元気で過ごしているとの近況報告がなされ、小浜市では拉致被害者・家族支援室を設置し、御家族に対する生活支援等を実施しているとのことでありました。
特定失踪者問題については、救う福井の会の池田会長、福井県嶺南地方の三名の特定失踪者の御家族である山下寛久さん、山下きよ子さん及び宮内和見さんより、失踪当時の状況について説明がなされ、再調査と拉致の認定が要望されました。
また、島田福井県立大学教授からは、特定失踪者の調査、捜査については、帰国した拉致被害者に情報を求めるなど積極的に動く必要がある旨の発言がなされました。
以上が今回の調査の概略でありますが、最後に、昨年十二月の委員派遣は天候不良のためやむなく中止をいたしましたが、今般、再度の調査に当たり、石川、福井両県、小浜市始め御対応いただきました皆様方に心より感謝を申し上げます。
なお、配付させていただきました報告書は、これを本日の会議録に掲載されるようお取り計らいのほどお願いいたします。
以上です。
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