9月19日の自民党総務会におきまして、自民党幹事長代理を拝命いたしました。
幹事長代理とは、自民党則第七条に定める党の役職で、副幹事長が「幹事長を補佐する」(党則第七条3)とあるのに対し、幹事長代行と幹事長代理は副幹事長のうちから指名され(同条)、幹事長の職務を「代行」(党則第七条2)します。
現在谷垣禎一元総裁がお務めになられている党幹事長の仕事は大変広範で、総裁の意向の下、党の運営全般を所掌しています。財政や人事などの党務の他、選挙対策や国会運営、法案審議の采配、他党との政策協議など幅広く、かつわが国の針路に大きく影響するものも多く含まれています。
また、私は参議院自民党幹事長代理にも拝命されています。こちらも参議院自民党会則第十条1に則った重要な職責です。参議院自民党の党務を掌る伊達忠一・参議院自民党幹事長を、関口昌一・参議院自民党幹事長代行と共に支えて参ります。私にとっては、むしろこちらがメインになろうかと思います。
谷垣幹事長の所掌は党務全般にわたりますが、参議院議員団に関する党務については所掌外です。参議院議員団については伊達参議院幹事長の所掌であり、その執行権は明確に区分されています。しかし私は谷垣幹事長の代理であると同時に、伊達参議院幹事長の代理でもありますので、衆参全ての党務に幅広く関わる立場となります。
参議院幹事長の最重要課題の一つとして、一票の格差是正等を含めた参議院の選挙制度の抜本改革があります。溝手顕正・参議院自民党会長の指導の下、責任与党として議論をリードしていかなければなりません。党本部幹事長室と参議院幹事長室の両方を担当する私にとっては、全ての仕事が重責課題です。
国民の安全と発展を真剣に考える責任政権与党の一員として、緊張感を持って謙虚に国民の声に耳を傾けながら、幹事長代理という重い職責に応えて参りたいと思います。政治の道に入りまして早31年が経過しましたが、まだまだ微力の身で、日々学び続けなければならないと自覚しております。
関係各位の皆様の引き続きのご叱咤ご鞭撻を、何卒よろしくお願い申し上げます。