第197回国会開会に当たって

 第197回国会(臨時会)が本日10月24日に召集されました。会期は12月10日までの48日間となります。
 今国会より参議院議院運営委員長に就任することとなりました。これまで議院運営委員会では与党筆頭理事として、野党筆頭理事との筆頭間協議をはじめ、野党とも直接対峙しながら円滑な国会運営のために力を尽くして参りました。今国会からは委員長として、更に最終的な取りまとめも担うこととなります。
 議院運営委員会と言っても、皆さんは何をしているのかわかりにくいと思いますが、国会の会期設定に始まり、本会議をいつどのような内容で開くか、議案をいつどこで審議するか等といった国会運営についてはもちろんのこと、議長、副議長とともに立法府の代表として海外からの賓客をお迎えし、国立国会図書館や裁判官弾劾裁判所、裁判官訴追委員会に関する事項の運営・承認等を行うなど、議院運営委員会の仕事は多岐にわたります。引き続き丁寧かつ決断力をもって、国会運営に当たる決意です。
 今臨時国会では、平成30年度第一次補正予算案に加え、新たに13本の政府提出法案と3本の条約等についての審議が行われることとなります。総額9,356億円の補正予算案では、災害からの復旧・復興のため、兵庫県も被災した平成30年7月豪雨や台風第21号、大阪北部地震、そして平成30年北海道胆振東部地震への対応として7,275億円、熱中症対策としてのエアコン設置や倒壊の危険性のあるブロック塀の対応など学校の緊急重点安全確保対策として1,081億円などが計上されています。
 慎重に審議を行った上で国民生活にとって必要な予算案や法案、条約についてはしっかりと成立させる、そのことが議院運営委員長として最初の、そして最大の責務と認識し、本日からの臨時国会に全力で挑みたいと思います。引き続き皆さまのご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
参議院議員 末松 信介

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