外交防衛委員長 就任ご挨拶

 8月7日の臨時国会最終日に参議院本会議において外交防衛委員長に指名されました。政権復帰後の2月に総務委員会から急遽、外交防衛委員会の筆頭理事に就任しておりました。通常国会の開会中、安倍内閣にとって重要案件であったハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)・北太平洋漁業資源保存条約・旅券法の改正など、数々の法案条約が成立しました。私も三度の質問に立ちましたが、一方で衆参ねじれ状況が続いた中、参議院で廃案となったり、参議院先議で衆議院に送付すべき条約案も送れずじまいになってしまったことなど、責任を感じております。秋の臨時国会では、積み残された案件をできるだけすみやかに審議されればと願っております。与野党共に国益を尊重する以上、互いの面子は少し横に置いてでも考えるべき問題が山積しております。そして、与野党を問わず待ったなしの課題は激しく議論し、厳しく追及すべきが政治の望ましい姿です。私は政治は常に公憤とも言うべき矛盾や問題と怒りを持って向き合う姿勢が必要だと、信じております。
 
 30年余り前、柳田邦男さんが描かれた「マリコ」というドラマがNHKで放映されました。グエン・テラサキさんが書かれた「太陽にかける橋」という本をもとにして、柳田氏が「マリコ」という題名で新たな本として出版されました。そのドラマを観て、ずいぶん心を打たれたことを覚えています。柳田氏には2年前、経済産業委員会で原発事故についての参考人としてご出席いただきました。委員会終了後お名刺をお渡しした際、この「マリコ」の話をしました。先生は大変喜んでおられました。これは、太平洋戦争を回避すべく努力した外交官、寺崎英成氏と、グエン・寺崎夫妻と一人娘のマリコさんの戦前戦中そして戦後の話です。外交官として厳しい現実と向き合い、そして理想とともに早逝されたその生きざまに私は感銘を受けました。外交と防衛は私の経験した県議会では、一般論として語ることはできても直接的に審議する委員会は存在しません。それだけに、新たな挑戦という意欲で学びたいと考えています。外交防衛の直近の課題としては、中国・韓国・北朝鮮・ロシアなどアジア近隣諸国との平和関係の維持があり、さらにはTPP交渉、沖縄基地問題、エネルギー外交など、わが国の命運をゆるがすような課題がたくさんあります。外交防衛委員長して、微力ですが我が国の外交防衛に関する諸課題に全力をあげて取り組んで参る所存ですので、皆様のご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

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