参議院議員3期目に向けて

 今回の参議院選挙、暑い真夏の選挙戦となりましたが、多くの皆様に投票所に足を運んでくださり、「末松信介をもう一度国会に」と私のお名前を書いていただきました。兵庫県の有権者の皆様のあたたかい信任を頂いたこと、私の3期目の活動の始動に際し、大きな励みと原動力になります。ありがとうございました。
 勝利をしたとはいえ、改めて勝負の怖さを知った選挙でした。候補が乱立し、先行きが見えない中、地方議員の仲間を中心に力強く行動を起こしていただいたことが、勝利の原動力の一つとなりました。改めて、自民党のわが同志を誇りに思います。
 今回の参議院選挙から、18歳、19歳の若者たちが、一票を投じました。そうした意味で、今回の選挙は歴史的な選挙でした。わが国の「未来」を担うのは、こうした若い人たちです。この若者たちと共に、輝かしい「未来」をつくりあげていかなければなりません。
 そして主役は「地方」です。地方が実力をつけることが、国が育つこと、強くなること、実力をつけることだと考えます。地方が誇る、魅力ある農産物や観光資源を、世界にどんどん売り込んでいく。それが兵庫経済再生、日本経済再生のスタートであり、原点であると思います。輸出1兆円目標の早期実現に向けて、農林水産物や食料の輸出基地、輸出対応型施設を、全国につくっていく必要があります。外国人観光客4千万人時代に向かって、神戸港はじめ、クルーズ船を受け入れる港湾施設の整備など、地方の観光施設を抜本的に増強しなければなりません。
 少子高齢社会では、年金、介護、医療が社会保障の基本であり、健康が確保され、若者と高齢者が支え合うすこやかな地域づくりが不可欠です。「待機児童ゼロ」を実現するため保育の受け皿整備を進めます。介護についても50万人分の受け皿を前倒しで整備し、「介護離職ゼロ」を目指して参ります。施設だけでなく、必要な人材を確保するため、保育士や介護福祉士の皆様への支援の拡充を進めていく必要があると考えます。
 今回の選挙において、私たち自民党は、大勝とされた3年前の参院選よりも、更に比例の得票を150万票以上増やし、15年ぶりに2千万票を超える得票を頂くことができました。そして、改選前の議席を上回る議席を頂きました。
 より安定した政治基盤のもと、安倍政権は経済においても、外交においても、一層力強く、政策を前に進めることができると思います。そのことが、国民の皆様から頂戴した負託に応える道であると考えます。
 引き続き責任与党自民党の一員として、自民党の底力を、経済政策、外交政策、そして国民の皆様の生活の向上につながる政策にぶつけて参りたいと思います。何卒ご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
平成28年7月吉日
参議院議員 末松 信介

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