第１９８回国会（通常国会）開会に当たって

　第１９８回国会（通常国会）が本日１月２８日より開会しました。会期は６月２６日までの１５０日間です。

　本日は１０時からの本会議で議席の指定等を行い、１３時よりの開会式の後、衆参の本会議で安倍総理から「施政方針演説」、河野外務大臣から「外交演説」、麻生財務大臣から「財政演説」、茂木経済財政政策担当大臣から「経済演説」の政府４演説が行われました。「平成のその先の時代に向かって、日本の明日を共に切り拓こう」、安倍総理からは力強い決意が述べられました。なお、本会議開催前に定例で行われる議員総会では、議院運営委員長として開会に当たってのご挨拶をいたしました。

　明日は決算審議を重視する参議院として、総理及び全閣僚出席のもと、本会議において平成２９年度決算に関する質疑が行われます。そして、明後日以降から各党の代表質問が行われることとなります。その後、衆参の予算委員会で平成３０年度二次補正予算案、続いて平成３１年度予算案の審議、さらに各委員会において法案、条約案等の審議が始まっていきます。

　今のところ今国会では、新たな政府提出法案は５８件、条約案は１０件が予定されております。その他、継続案件や衆参の議員立法等もございます。１５０日間の日程で、しっかりと議論を行った上で、国民生活に必要な法案等は速やかに成立させることが議院運営委員長として最も重要な役割となります。

　今国会中には統一地方選や御代替わりも予定されており、７月には参議院選挙が控えます。毎月勤労統計問題をはじめ、様々な課題もございます。限られた日数の中で難しい舵取りを迫られることもあるかと思いますが、しっかりと責務を果たすべく全力を尽くす決意です。

　なお、今上天皇陛下最後の開会式に際し、議院運営委員長としてお出迎えをさせていただきました。開会式の後には、安倍総理及び菅官房長官、野上官房副長官も国会開会のご挨拶のために参議院議長室にお越しになり、伊達議長とともにお迎えいたしましたが、このような歴史の節目の年を国会運営の責任者として迎えられることは非常に光栄なことであり、その職責を全うすべく政府等とも連携しながら対応して参りたいと思います。

　引き続き皆さまのご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

参議院議員　末松　信介